「移籍の噂」vol.21 ~遂に迎えた決断の瞬間(とき)~

サッカーを専門に扱うイタリアの大手メディア「Calciomercato」から、カルチョファンが興味を引きそうなニュースをpick upするコーナー「移籍の噂」。

ピッチ内では変則3バックの一角を担っておりチームの勝利に貢献しているが、12月上旬からこのアルゼンチン人の周囲が騒がしい。どうやらクラブとの契約延長交渉が難航しているようだ。以前の「移籍の噂」のコーナーでも紹介したように彼の代理人を務めるラウール イグレシアス氏はクラブとの契約延長を優先させるのは1月末までと言及。その1月末という”タイムミリット”が刻々と迫っている。


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 ・ゴンサロ・ロドリゲスは今シーズン終了後にフリーでフィオレンティーナを退団?



image@www.calciomercato.com


フィオレンティーナでビルドアップの要として欠かせない存在であるアルゼンチン人CBゴンサロ・ロドリゲス(32)。確かに今シーズンのパフォーマンスはここ数シーズンと比べると物足りないが、カルチョの世界で最も素晴らしいDFの一人であることに変わりはない。

その彼の獲得にインテルとミランが興味を示しているようだ。


彼とクラブの契約は今シーズンで切れる。クラブは年俸120万ユーロ(現行年俸の25%ダウン)で1年の契約延長という条件を提示したが、これまでのクラブへの貢献度を考慮すると納得できない条件であり、彼は今シーズン終了後にフリーでフィレンツェを去る準備をしている。

彼の代理人を務めているラウール イグレシアス氏はクラブとの交渉状況について12/8(木)に『calciomercato.com』の独占インタビューで述べている。(「移籍の噂」vol.8 ~ゴンサロ ロドリゲスの続編~


1/26(水)のイタリアスポーツ紙『トゥット・スポルト』によると、代理人の手元には既に数多くのオファーが届いており、1月末までにはこれらオファーの中から検討をつけて来シーズン以降彼の所属クラブを見つけるようだ。

ただイタリア大手サイト『Calciomercato.com』によると、少なくとも現時点までではインテル、ミラン両クラブともに公式オファーを提示していないようだ。


2012年にリーガからカルチョの世界に活躍の場を移したゴンサロ・ロドリゲス。

12-13シーズン以降、クラブはセリエAで常に上位を賑わせ、すっかりヨーロッパリーグでも常連の顔ぶれに。更には14-15シーズンにはモンテッラ監督のもとでチームをヨーロッパリーグベスト4に導くなど多大な功績をもたらした。

フィオレンティーナは今シーズンからパンタレオ・コルビーノがGDとしてチームに復帰。即戦力の獲得ではなく、移籍金の低い将来有望なヤングスターの発掘(特にユーゴ圏)に定評のある彼は4,5年という長期スパンにおける”血の入れ替え”を粛々と進めるだろう。

その影響を受ける形でゴンサロ・ロドリゲスは自身のキャリアのピークを迎えた地、アルテミオ・フランキに別れを告げることになってしまうのだろうか・・・


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