「移籍の噂」vol.16 ~タイトルを求めて新たなステージへ~

サッカーを専門に扱うイタリアの大手メディア「Calciomercato」から、カルチョファンが興味を引きそうなニュースをpick upするコーナー「移籍の噂」。

この冬の移籍市場でSB,WBが補強ポイントになっているクラブはグラムの存在を見逃してはならない。タッチライン際を駆け上がり、ボックス内に質の高いクロスを供給する彼のプレーを見て、今後ワールドクラスのレベルに駆け上がるだけのクオリティを備えていると感じたファンも多いはず。20代中盤という年齢を考慮し、彼自身がこのタイミングで国外ビッグクラブへの挑戦という決断を下しても全然おかしくないだろう。
 

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 ・バイエルンがグラムに年俸300万ユーロでオファーか。チェルシー、PSGも獲得を狙う



image@http://www.express.co.uk


ナポリのLSBファウジ・グラム(25)にビッグクラブのスカウトの目が留まっている。PSGに加えてチェルシーやバイエルンミュンヘンも彼の獲得に乗り出したのだ。

アルジェリアのフットボール専門サイト『Competition.dz』によると、来シーズン終了後にクラブとの契約が満了するグラムに対してバイエルンミュンヘンは年俸300万ユーロ・4年契約という内容のオファーを提示したようだ。またセリエA屈指の精度を誇るサイドからのクロスを評価してチェルシーやPSGもこのアルジェリア人の獲得に興味を示している。

ナポリは先日、年俸160万ユーロで契約延長のオファーを提示したが、これは250万ユーロという彼が要求していた年俸額を下回るものであり、交渉の先行きは不透明だ。

彼は2013年の夏にサンテティエンヌからナポリに移籍し、それ以降セリエAの舞台で10アシストを記録してチームの貴重な戦力となった。ただ彼がチェルシーに移籍する場合、チームにフィットしないかもしれない。昨夏の移籍市場でフィオレンティーナから加入したマルコス・アロンソがLSB、LWBのポジションで結果を出しており、そのマルコス・アロンソとの厳しいポジション争いを強いられる可能性が高いからだ。


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左サイドのグラムとロレンツォ・インシーニェによる縦の関係がナポリの攻撃の起点であるだけにグラムが退団するとなれば大きな痛手だろう(ただそうなった場合はミリクが怪我で長期離脱した時と同様に、サッリ監督による新たな戦術の構築が見所になり、違った意味で楽しみは増える)。

グラム側の要求額を下回る額でオファーを出していることから、年俸で国外のビッグクラブと張り合えるだけの財政面の余裕はないだろう。この冬でなくても契約満了する来シーズン終了後までの放出が既定路線か。

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