「移籍の噂」vol.15 ~メンバー固定の前線で必要なオプションは?~

サッカーを専門に扱うイタリアの大手メディア「Calciomercato」から、カルチョファンが興味を引きそうなニュースをpick upするコーナー「移籍の噂」。 

リーグ前半戦で安定した戦いぶりを披露し、EL圏内で折り返したLazio。来シーズンのCL出場圏に切符を手にするべく、そしてコッパイタリアのタイトル獲得に向けてこの冬は前線の補強に乗り出すようです。


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 ・エル・ガジ獲得に向けてターレSDがジョルジュ・メンデスと会食か



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『スカイ・イタリア』によるとラツィオのイグリ・ターレSDは大物代理人であるジョルジュ・メンデス氏と12/30(金)の晩にドバイで会食を行い、アヤックスのWGアンワル・エル・ガジ(21)の獲得に向けた交渉を行ったようだ。

1月にWGケイタ・バルデ(21)がセネガル代表としてアフリカ・ネーションズ・カップに招集されチームを離れるため、ケイタの代替としてこのオランダ人が冬の移籍市場における獲得候補のトップターゲットとしてリストアップされたのだ。一方、ASローマも当初は彼の獲得を狙っているとされていたが、ターゲットをPSGのWGヘセ・ロドリゲス(23)やチェルシーのMFチャーリー・ムソンダ(20)に切り替えた模様。

アヤックスは1000万ユーロ前後のオファーに対して交渉に応じる構えを見せている。ラツィオはマンチェスターユナイテッドが獲得に興味を示していると噂されているケイタ・バルデの売却や来夏レアルマドリードにCBウォラス(21)を売却することによって資金を捻出して獲得に乗り出すだろう。


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トーマス・ストラコシャ、クリスティアーノ・ロンバルディ、アレッサンドロ・ムルジャなど前半戦では多くの若手を積極的に起用した一方で、前線3トップ(3バックで挑んた時は2トップ)は基本的にケイタ・バルデ、フェリペ・アンデルソン、そして再ブレイク中のチーロ・インモービレで固定して攻撃面で安定感をもたらしたシモーネ・インザーギ監督の手腕は見事だった。

ケイタ・バルデがビッグクラブ移籍へ向けて契約延長を拒否したとも伝えられており、リーグ後半戦でも上位をキープするためにはその前線で新たなオプションを加える必要がある。今度は若手育成主体のクラブ経営を展開するアルバニア人のターレSDの手腕が試される時がやってくる。

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