「移籍の噂」vol.12 ~ローマの中盤の鍵を握る”プランB”~
サッカーを専門に扱うイタリアの大手メディア「Calciomercato」から気になったニュースを拾って日本語訳する「移籍の噂」。vol.11 「逆転優勝へ向けたスパレッティの構想」で指摘したローマの中盤2センターの層の薄さに関連して、また新たな動きがあるのか?
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・ローマがペッレグリーニの買戻しオプションを行使か!?
ミラン、レスターも獲得を狙う
レスターシティ、ACミランはサッスオーロの中盤を支えているロレンツィオ・ペッレグリーニの獲得レースに参戦したようだ。
この20歳のイタリア人はセリエAで最も将来有望な選手のひとりであり、今シーズンここまで3ゴール、4アシストを記録するなどエウゼビオ・ディ・フランチェスコ監督の下で存在感を発揮している。その活躍ぶりがミラン、そしてレスターのスカウトの目に留まった模様だ。
ただ両クラブにとってペッレグリーニの獲得交渉は難しいものになる可能性が高い。
ジャッロロッシ(ローマの愛称)の下部組織出身である彼は2015年の夏にサッスオーロに売却されたが、実はその際に、ローマは他クラブよりも優先的に交渉できる買戻しオプションを契約に盛り込んでいる。更にこの買戻しオプションはローマがサッスオーロにたった800万ユーロを支払って行使されるものである。
他クラブが獲得オファーを提示した時点でローマが買戻しオプションの行使へ動き出すことができると考えれば、ミランとレスターにとって状況は複雑なものになる。
中盤2センターでデロッシやストロートマンと競争できるだけのクオリティを兼ね備えた選手がいない現状に直面しているローマ。この冬にチェルシーであまり出場機会に恵まれていないセスク・ファブレガスのレンタル獲得が最大の目標だ。しかしセスク・ファブレガスの獲得に失敗した場合の”プランB”としてペッレグリーニの買戻しも十分あり得るだろう。
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