「移籍の噂」vol.19 ~セルビアの至宝が自ら語る”可能性”~

サッカーを専門に扱うイタリアの大手メディア「Calciomercato」から、カルチョファンが興味を引きそうなニュースをpick upするコーナー「移籍の噂」。 

昨シーズンの夏の移籍市場でヴィオラへの加入を”ドタキャン”した後、Aquile(鷲:ラツィオの愛称)の一員としてカルチョの世界に飛び込んだセルビアのヤングスターは20歳にしてクラブでの出場機会が得ている。

彼が描いている今後のキャリア、目標はどのようなものなのか?


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 ・ミリンコビッチ・サビッチが自身のユベントスへの移籍を否定


image@http://www.kurir.rs


今シーズンここまでスタメン出場14試合で3ゴール、3アシストと、ラツィオで主力として活躍しているMFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ(21)。セルビア代表U-21でも10試合に出場して3ゴールを挙げており、将来国を代表する選手のひとりとして大いに期待されている。

このセルビア人を巡って、ユベントスがラツィオのクラウディオ・ロティート会長の要求額2500万ユーロを支払って獲得に動くという噂が流れているが、彼は『スカイスポーツ・イタリア』を通じて次のように語り、自身のユベントスへの移籍を否定した。

「ユベントス、単なる噂話にしかすぎないよ。リーガでのプレーを望んでいるとも言われているけど、セリエAでプレーしたいと思っているよ。」


実際に、彼はラツィオでのプレーが自身のキャリアにおいてステップアップになったと感じているようだ。

「今の目標はラツィオでチャンピオンズリーグ出場権を掴む、そしてセルビア代表の一員としてポーランドで開催されるEURO2020で勝利を手にすることだ。自分自身このラツィオで大きく成長したと感じているが、まだ若いし失敗することもあるよ。」


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中盤3センターの前目のポジションを本職としている彼は、持ち前のドリブルで前線に持ち上がることもできれば、相手ディフェンスの2ライン間でのポジショニングによって味方の縦パスを引き出すこともできる。更には高さもあるのでボックス内での空中戦にも強く、シーズン前半戦は数字以上に攻撃面でチームに大きく貢献した。

以前このブログでも紹介したように、確かにラツィオはGKトーマス・ストラコシャ(21)、DFウォラス(22)、MFパトリック・ガバロン(23)など多くの将来有望な若手が揃っているが、コンスタントにスタメンで出場機会を得ているのはミリンコビッチ=サビッチくらいだろう。それだけシモーネ・インザーギ監督の彼に対する評価は高いのだ。

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